2014年8月16日土曜日

できるだけ早く独立しよう!

私は退職後、事業会社を営みながら、コンサルの仕事もしています。そこで、このブログではフリーのコンサルとして成功するためのノウハウを共有したいと思っています。

私は大学卒業し、2年間メーカーに勤め、2年大学院に行き、その後、アクセンチュアという外資系コンサルティング企業に入り、最後は、日本の経営コンサルティング本部とアジアパシフィック(中国、インド、オーストラリア、ASEAN、韓国が主要マーケット)のトップを6年程度やってやめました。アクセンチュアには計23年いたことになります。

今までのキャリアの多くを大企業で過ごしてきた私が「できるだけ早く独立しよう!」というのは変だと思う方がいると思います。私はアクセンチュアのキャリアにおいてたまたまラッキーだったために、長い間いてもある程度有意義な時間が送れたと思います。しかし、後悔があることも事実です。若い方には想像がしにくいかもしれませんが(私もわからなかった)が、年を取るということは新しく物事を始めるうえでいろいろな制約がでてきます。
私の若い時代と異なり、ITのおかげでフリーでの仕事を格段にやりやすくしている点があります。そう考えるとできるだけ早く独立した方があなたのためになると思います。

私がラッキーだったいうお話。 私は大学の同級生から4年遅れ(大学院+2年の職歴)でコンサルタントを目指して就職を考えました。 経営戦略コンサルになりたかったのですが、他のコンサルは私の同期がマネジャーになっていてその部下になりたくなかったので、仕方なく、誰も友達のいないアクセンチュアに入社しました。 その当時、アクセンチュアはシステムの仕事しかやっていなかったので、私もシステムの研修を3か月(1ヶ月日本、2か月US)受けました。
帰ってきたら、USとオーストラリアで立ち上げていた経営戦略サービスを日本でも立ち上げるということで、私はその立上げメンバーにたまたま配属されました。 創業メンバーですから、その後も「自分の組織」だと思って、組織やメンバーの成長への情熱を維持することができました。

また、 私は入って3年目くらいの時に、上司のマネジャーと価値観が合わなくて、やる気を失なっていた時に、クライアントの役員の方からベンチャー企業を一緒に立ち上げないかと言われ、恵比寿に事務所を構えました。18時まではアクセンチュアの仕事をし、放課後はその企業の仕事をしていました。その企業は私の資本政策のまずさ(若くて知らなかった)もあり、「大人」に乗っ取られましたが、会社の看板なく、起業してある程度の売上・利益を挙げられた成功体験を積めました。 それから味を占め、友人のメーキャップアーティストの企業やたまたま飛行機のファーストクラス(なぜかアップグレードしてくれた)に乗った時に隣に座ったホテルのリネンなどをグローバルに供給している方の企業などをサポートして、「経営」する機会に恵まれました。

これは「副業違反」なんでしょうが、18時まで仕事しているし、利益相反もないので、私の倫理観からは問題がないと思っていました。もし、それで処罰やクビになるのであれば、喜んで受けようと思ってやっていました。

大きな会社に勤めながら、起業体験をいくつかつめたのはラッキーだったと思います。

年をすると大変だという話をします。 コンサルでパートナーになった後、独立した人に成功者はほとんどいないと思います。 結局辞めて、うまくいかず、また大企業に戻るかセミリタイアという感じです。大きく3つ原因があります。

1つは変なプライド。独立すると色々な方がクライアントになります。大手企業にいたときは、経営者の方が、クライアントでしたが、独立すると、若い方、部課長の方など様々な方がクライアントになります。よく見かけるのが、偉そうな態度をしてしまう方。これはアウトです。クライアントの成功にコミットするわけですから、クライアントの意見や要望を謙虚に聞くことが必須になります。若い人から見ると当たり前のようでしょうが、年をとると、こんな簡単なことが難しくなります。

次に、体力。コンサルにいると椅子に何時間も座り続ける、徹夜が続きなどで余程意識していないと、体力が衰えます。私も腰痛などで仕事に集中できなくなっていました。私自身はこのままではいけないと思い、これを最重要課題として取組「毎日ジム」で体力がついてきてここは克服できるようになってきましたが。。。老眼になると読書もしにくくなり、効率が圧倒的に落ちます。

3つは、意外と人脈がない。 多くのパートナーが自分のクライアントだと思っていても、実際には、大企業のブランドや所属するタレントやアセットや資金力に紐ついていて、企業を離れた途端、意外と人脈が少ないものだなと気づくものです。年をとってから新たな人脈を築くことは、若い頃に比すると格段に難しくなります。 一緒に過ごす時間(仕事でも遊びでも)が長くとれないので。。。

ということで、私はコンサルで基礎的な仕事のやり方を身に着ける(これはとても有効!)と、独立して、自らの能力を直接市場と接して磨くのがいいのかと思っています。

一方、独立して成功している人は少ないことも事実です。
そこで、私はこれから、このブログで私なりにどうすれば成功するのかをシェアしていきたいと思います。